研究を志す方へ

次世代を担う若き錬金術師へ

 金属材料は、長年にわたって発展し世界の基幹となるあらゆる産業基盤に貢献するとともに、科学的な好奇心/探求心を持つ者にとって未だ興味が尽きることのない研究分野です。鉄の結晶は、磁気特性の変化によって大変特異な結晶構造の変化を起こします。鉄鋼では1重量パーセントに満たないわずかな炭素の添加と製造プロセスの設計によって、断面1平方mmのワイヤーで支える荷重が30kgという非常に加工性に優れたものから、約600kgまで達するような超超高強度の材料をつくりだすことができますが、その理論強度(1平方mmあたり2トン強)の3分の1に達していません。機能面では、純鉄とシリコンの合金は優れた軟磁性材料ですし、鉄と窒素との化合物はレアアースフリーでの新たな高性能永久磁石の可能性を秘めています。また、チタンは、他の添加元素を用いずともステンレス鋼を上回る耐食性を示すとともに、その合金は優れた軽量高強度材料として航空機等の分野で広く用いられています。
 このような金属材料の本性は、含まれる結晶の原子配列やサイズ、方位配向、結晶間の境界特性などの微細組織(マイクロストラクチャー)で決定されており、その成り立ちの解明には可視光、レーザー光から電子線までの幅広い波長のビームを用いた顕微鏡的手法を用いた研究が必須です。また、熱、圧力/応力、磁気などの外場の作用によるマイクロストラクチャーの動的変化(ダイナミクス)の詳細を理解することが、画期的な金属材料の研究/開発にはきわめて重要です。このような多彩で奥の深い金属学を学び、次世代の「錬金術師」を目指す高い意欲と豊かな能力を持った学生諸君を、私たちの研究室は歓迎します.

出身大学(50音順)

【国内】
茨城大学, 岩手大学, 宇都宮大学, 九州工業大学, 京都大学, 芝浦工業大学, 島根大学, 東北大学, 立命館大学, 仙台高専専攻科

【海外】
インド工科大学ハイデラバード校(インド), 上海交通大学(中国), 清華大学(中国), テヘラン大学(イラン),
東亜大学(韓国), 北京科学技術大学(中国), 武漢科技大学(中国), 国立台湾大(台湾)

【インターンシップ受入れ】
スウェーデン王立工科大学(スウェーデン), 大連理工大学(中国),
スペイン王立マドリード・コンプルテンセ大学(スペイン), デルフト工科大学(オランダ)

就職先(50音順)

いすゞ自動車(株), (株)クボタ, (株)神戸製鋼所, (株)小松製作所, JFEスチール(株), 新日鐵住金(株),
住友電工(株)アライドテック, トヨタ自動車(株), 日産自動車(株), 日本発条(株), (株)ブリジストン, 三菱重工業(株), アイシン精機(株), (株)IHI, 田原本町役場(奈良県), マツダ(株), 山陽特殊製鋼(株), 名古屋工業大学, 東北大学

リンク

研究室のお問い合わせは下記まで

st-mat (atmark)imr.tohoku.ac.jp
※(atmark)を@に変えてください