ようこそ古原研究室へ
鉄鋼を初めとする金属材料は、強度が上昇すると、一般に延性や靭性が低下します。このトレードオフに如何に打ち勝つかが、構造用金属材料の研究における永遠の命題です。我々の社会は将来資源・元素危機に直面することが必然視されており、直近でも、レアアース/レアメタル戦略が大きな問題となっています。今後の材料研究・開発においても、省資源,低環境負荷,希少元素代替が最も重要な課題の1つです。このような背景を踏まえて、当分野では、金研の創始者である本多光太郎先生の時代から綿々と続いてきた構造用金属材料の組織と特性の制御を目的とし、組織形成現象の基礎的解明および熱処理による高強度化原理の確立と、従来型のバルク材の結晶構造・組成・粒径等の制御にとどまらず、結晶界面の原子構造やサブナノ領域の局所的組成など原子レベルまで踏み込んだ先進的組織制御により、強度と延靱性に優れた構造用金属材料の設計を目指しています。
-
2024.9.20
日本鉄鋼協会第188回春季講演大会 ポスターセッションにおいて2名が下記の賞を受賞しました。
[優秀賞]吉田草太さん
”フェライトにおけるSnの粒界偏析におよぼすC添加の影響”
[奨励賞]久保陸さん
”低炭素低合金鋼の高温窒化組織”
-
2024.8.28
GIMRT国際共同研究で来所しているMax-Planck Institut・Dierk Raabe教授によるセミナーを行いました。
(写真をアルバムに掲載しました)
-
2024.8.7
日本鉄鋼協会の高校生、高専生用の鉄鋼材料の動画教材に古原研究室の実験結果が使用されました。
下記のリンクからぜひ、ご覧ください。
ビデオライブラリー⇒高校生・高専生向け動画教材
https://isij.or.jp/event/seminar.html#video
高校生・高専生向け動画教材(動画ページ)
https://isij.or.jp/event/video/index.html - 2024.8.1
-
2024.7.29
国際共同研究プログラム(GIMRT)でHarbin Engineering Universityから
Wei Yunxuanさん(博士学生)が来所しました。
-
2024.7.3
古原研OBで現在アメリカ在住のBehrang Poorganjiさんのファミリーが来所しました。
わずかな時間でしたが、懐かしい装置や新たな装置をご家族で見学するなど笑顔で過ごされました。
(古原先生との記念写真をアルバムに掲載しました)
-
2024.5.
古原研OG 五藤愛さん(日本製鉄勤務)のインタビューが金研HPへ掲載されています。 ぜひ、ご覧ください。
インタビュアーは、M2 佐藤銀音さん、吉田草太さんです。
学生によるインタビュー 社会で活躍する卒業生
https://www.imr.tohoku.ac.jp/alumni_interview/03.html
-
2024.5.28
M2の佐藤銀音さんが金属材料研究所第146回講演会にて下記の賞を受賞しました。
[最優秀ポスター賞]”Fe-C(-Mn)合金における脱炭時のフェライト成長挙動の定量評価” - 2024.4
- 2024.3.26
-
2024.3.15
M1の佐藤銀音さんが日本鉄鋼協会第187回春季講演大会ポスターセッションで下記の賞を受賞しました。
[優秀賞]”Fe-CおよびFe-C-Mn合金における脱炭時のフェライト成長挙動の定量評価” -
2024.2.
国際共同研究プログラム(GIMRT)で来所されていたGu Xinfu(准教授)さん、Zhang Xianguang (准教授)が帰国されました。
-
2024.2.4
国際共同研究プログラム(GIMRT)で来所されていたWangZhenqiang(准教授)、WEI Yunxuanさん(博士学生)が帰国されました。
-
2024.1.31
古原先生が国際熱処理表面処理連盟(IFHTSE)よりIFHTSE Medalを受賞しました。
[IFHTSE Medal]
" For his life-time achievement in the physical metallurgy of diffusional and displacive phase transformations in steels and titanium alloys and advanced microstructure characterization with electron microscopy techniques.”
IFHTSE HP
https://www.ifhtse.org/about-us/awards/ifhtse-medalists.php#anchor_6a3b2c7c_Accordion-Tadashi-Furuhara---Tohoku-University--Sendai--Japan
-
2024.1.29
国際共同研究プログラム(GIMRT)でUniversity of Science and Technology BeijingからZhang Xianguang (准教授)が来所しました。
-
2024.1.27
国際共同研究プログラム(GIMRT)でUniversity of Science and Technology BeijingからGu Xinfu(准教授)が来所しました。
-
2023.12.12
国際共同研究プログラム(GIMRT)でHarbin Engineering Universityから Wang Zhenqiang(准教授)とWEI Yunxuanさん(博士学生)が来所しました。
-
2023.11.8
M2の丸澤賢人さんが一般社団法人日本熱処理技術協会第96回講演大会で研究発表奨励賞(最優秀賞)を受賞しました。
[奨励賞]”高炭素マルテンサイトの低温焼戻し挙動におよぼす合金元素添加の影響”
-
2023.9.21
M2の長島綾大さんが日本鉄鋼協会第186回秋季講演大会ポスターセッションで下記の賞を受賞しました。
[奨励賞]”低合金鋼の高温ガス窒化における化合物層生成に及ぼす添加元素の影響”
-
2023.9.20
古原先生が第173回日本金属学会講演大会において村上記念賞を受賞しました。
受賞内容は次のとおりです。
[第20回 村上記念賞]
”相変態・析出・再結晶を用いた構造用金属材料の組織と特性の制御に関する研究” - 2023.5
- 2023.4.19
-
2023.4.7
古原先生が令和5年度科学技術分野の文部科学大臣賞を受賞いたしました。
[業績名] ”元素機能に基づく鉄鋼材料の階層構造制御と高強度化の研究”
文科省HP
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01224.html
金研HP
http://www.imr.tohoku.ac.jp/ja/news/news/detail---id-1508.html -
2023.4
M1に赤石さん、久保さん、佐藤銀音さん、吉田さんが新しく配属されました。
高尾亮太さんが社会人ドクターとして博士後期課程に入学されました。
- 2023.3.31
- 2023.3.24
-
2023.3.14
張 咏杰 助教が令和四年度トーキン科学技術振興財団 トーキン財団奨励賞を受賞しました。
受賞内容は次のとおりです。
”相界面析出ナノ炭化物を利用した低酸素鋼の高強度化” -
2023.3.9
日本鉄鋼協会 第185回春季講演大会において2名が学生ポスターセッション優秀賞を受賞しました。
受賞内容は次のとおりです。
[優秀賞]丸澤賢人さん
”高炭素マルテンサイトの低温焼戻し挙動におよぼす合金元素添加の影響"
[優秀賞]松本海杜さん
”逆変態に伴うMnの不均一分布がベイナイト変態に及ぼす影響" -
2023.3.2
テレビ番組の取材を受けました!
放送日:2023年3月5日(日)*東海エリアのみ
東海テレビ「銅像スター調査隊」
https://tk.tokai-tv.com/io/douzou20230305/ - 2023.3.5
-
2022.11.29
第143回金属材料研究所講演会において3名の学生がポスター賞を受賞しました。
(アルバムに写真を掲載しました)
受賞内容は次のとおりです。
[最優秀ポスター賞]粂田晴陽さん
”Fe-0.3N-xMn (x=0, 1, 2) オーステナイトのフェライト変態におけるエネルギー散逸の定量評価”
[優秀ポスター賞] 梅田岳昌さん
”Fe-C-Mn 合金のパーライト変態におけるエネルギー散逸”
[優秀ポスター賞] 多田陸人さん
”Fe-0.3N-xMn (x = 0 ~ 3, mass%) 合金マルテンサイトの二相域焼鈍による逆変態挙動と機械特性” -
2022.11.24
M2の唐国剣さんが一般社団法人日本熱処理技術協会第94回講演大会で研究発表奨励賞(最優秀賞)を受賞しました。
受賞内容は次のとおりです。
"α-Fe粒界へのC、N偏析濃度の定量測定” -
2022.11.7
宮本先生が一般社団法人 日本伸銅協会で論文賞を受賞しました。
受賞内容は次のとおりです。
”VCM板ばね向け超高強度Cu-Ni-Al系合金の強度発現メカニズム” -
2022.10.1
鈴木昂生さんが社会人ドクターとして博士後期課程に入学されました。
Luyao FANさんが研究所等研究生として入学されました。 - 2022.9.26
-
2022.9.21
日本鉄鋼協会 2022年第184回秋季講演大会において学生4名が下記の賞を受賞しました。
〔優秀賞〕 唐国剣さん ”α-Fe粒界へのN偏析濃度の定量測定”
〔努力賞〕 梅田岳昌さん”Fe-C-Mn合金のパーライト変態におけるエネルギー散逸”
粂田晴陽さん”Fe-0.3N-xMnオーステナイトのフェライト変態におけるエネルギー散逸の定量評価”
多田陸人さん"Fe-0.3N-xMn (x=0〜3, mass%)合金マルテンサイトの二相域焼鈍による逆変態挙動と機械特性"
-
2022.9
Matthias Militzerさん、Kohne Thomasさん、Giovani Gonçalves Ribamarさんが帰国しました。
- 2022.9.1
-
2022.6
海外の研究者の方々が短期または長期滞在研究のため来訪されました。
Hou Ziyongさん、Matthias Militzerさん、 Kohne Thomasさん、 Giovani Gonçalves Ribamarさんの4名です。
-
2022.6.29
古原先生がInternational Conference on Solid→Solid Phase Transformations in Inorganic Materials(PTM2022)にてThe Hillert-Cahn Awardを受賞しました。
-
2022.6.10
Elango CHANDIRANさん(現NIMS)がVanadium Award2022で論文賞を受賞しました。
受賞内容は次の通りです。
”Improvement of Strength–Ductility Balance by the Simultaneous Increase in Ferrite and Martensite Strength in Dual-Phase Steels” -
2022.4
Jihoon Kimさんが学術研究員として着任されました。
M1に佐藤さん、長島さん、松本さん、丸澤さんの4名が新しく配属されました。 -
2020.6
鉄鋼新聞に古原先生のインタビュー記事が掲載されました。
掲載記事(PDFで開きます)