ようこそ古原研究室へ

鉄鋼を初めとする金属材料は、強度が上昇すると、一般に延性や靭性が低下します。このトレードオフに如何に打ち勝つかが、構造用金属材料の研究における永遠の命題です。我々の社会は将来資源・元素危機に直面することが必然視されており、直近でも、レアアース/レアメタル戦略が大きな問題となっています。今後の材料研究・開発においても、省資源,低環境負荷,希少元素代替が最も重要な課題の1つです。このような背景を踏まえて、当分野では、金研の創始者である本多光太郎先生の時代から綿々と続いてきた構造用金属材料の組織と特性の制御を目的とし、組織形成現象の基礎的解明および熱処理による高強度化原理の確立と、従来型のバルク材の結晶構造・組成・粒径等の制御にとどまらず、結晶界面の原子構造やサブナノ領域の局所的組成など原子レベルまで踏み込んだ先進的組織制御により、強度と延靱性に優れた構造用金属材料の設計を目指しています。